
この夏、やきとりファンの間では「セカチョウ」(世界一長いやきとり)で大いに盛り上がりました。やきとり食人も「やきとりのある街特派員」として、日高川町に行っておりました。当日の現地の様子は次のような内容です。
(日高川町発、やきとりのある街特派員)
和歌山県日高川町は、世界一長い焼き鳥の記録挑戦で全国から注目を集めた元気自治体。
8月14日、同町で「世界一長い焼き鳥に挑戦」というイベントが開催され、長さ11メートル7センチの焼き鳥が完成。見事に新記録達成。
「紀州備長炭とホロホロ鳥を全国にアピールしたい」
町おこしに燃える実行委員長・西和洋氏の言葉通り、新聞やテレビ局が山間部の町に駆けつけ、お茶の間の話題となった。
昨年、町村合併で日高川町が誕生。紀州備長炭の生産量は日本一を誇り、食用ホロホロ鳥の産地でもある。これらの特産品をアピールするために企画された。このイベントへの参加を公募したところ、全国から申し込みがあり、最高齢は92歳の女性も参加して、小雨の降る中、総勢22人が挑戦した。
記録の審判団として、全国やきとり連絡協議会から5人が参加。競技規約に則り正式に世界記録と認定し、全や連代表世話人・日疋氏より特製トロフィーが授与された。
約40分かけて作った世界一の焼き鳥は、鳥肉13キロ、炭60キロを使用。記録達成のあと、参加者や来場者に配られた。
「味でも世界一です」
と意気上がる日高川町。次の戦いを予感させる発言でもあった。
「ちょっと待った!」
そこに挑戦状を叩きつけたのが福島県川俣町。
同町は、これまで世界記録(10メートル)を保持していた。
そもそも、先に仕掛けてきたのは日高川町。
史上初の敵対的友好関係となった両自治体。
この夏、焼き鳥をめぐる熱い戦いの第一ラウンドは、世界記録達成によってひとまず日高川町に凱歌があがったが、果して川俣町はリベンジが出来るか!?
詳細は福島県川俣町編へ
ホロホロ鳥はキジの一種で、フランス料理に珍重されています。あまり多く生産されていないため、食べたことのある人はまだ少ないと思います。
一方、紀州備長炭と言えば全国ブランド。こちらは皆さんよくご存知でしょう。
やきとり店では「紀州備長炭使用の店」と書かれた札もよく見かけます。宣伝活動をしているのかと日高川町の方に聞いたところ、以前は作って配布したけれど現在は作っていないとのこと。真新しい札も見かけますが、それは大手の燃料販売会社が、料飲店の販促用に作っているのだそうです。市場にはマレーシア産のマングローブで作った備長炭も多く出回っており、炭火で焼いているといって、すべてが本物の紀州備長炭ではなさそうです。
でも、セカチョウに関して言えば、ウバメガシを材料にした正真正銘の紀州備長炭を使用しました。
挑戦状を送った川俣町も「紀州備長炭を使用する」と表明し、それに対して日高川町は、必要な量はすべて送ると応えました。
やきとりによる地域間交流が生まれた瞬間でした。
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