やきとりの定義  鶏・豚・牛  やきとり分布 やきとり好きな県

やきとり語源

やきとりメニュー

メニュー名

語 源

やきとり
 豚などの肉を焼いたものを何故「やきとり」というのは、大きな疑問である。恐らく、明治時代以前、野鳥を串に刺して焼いたものを「焼き鳥」と称していたため、それにならったというのが真実ではないだろうか。後述する「ねぎま」もかつてあった食べ物の形状から来ていることもあり、その例にもれるものではないと考える。
 現在のやきとり成立期の明治時代には、鳥の内臓以外にも牛や馬、豚などの内臓をやきとりと称している。そもそも、内臓肉を焼いたものを「やきとり」としていた可能性が高い。また、「とり」を火にあぶったものを「取る」とする説明は、しっくりしないものがある。ならば、他の言葉でそうした例をみたいものだ。

にわとり
家畜として飼われていて庭にいる鳥の「庭つ鳥」 から「にわとり」となった。また羽根が赤いことから「丹=赤」+「羽」+「鳥」で「にわとり」となったという説がある。

かしわ
関西では鶏を「かしわ」という。これは黄色い肉の色が柏の葉を連想させた。鶏の羽ばたきが『かしわ手を打つ』姿と似ていること。朝廷の中の料理人「膳部(かしわべ)」から派生したとの説がある。

ネギマ
モモ肉やムネ肉をネギと交互にはさんだもの。マグロとネギを刺したねぎま串とよく似ていることから「ネギマ」の名となった。関東圏中心のネーミング。関西では鳥ねぎ、はさみなどと呼ばれる。

手羽
手のようになった羽根の部分。部分により手羽元、手羽中、手羽先の名前がある。「チューリップ」は手羽元の肉を出して食べやすくしたものだが、形状が似ていることから。

モモ
腿の肉。

ムネ
胸の肉。

カワ
モモやムネ、クビの部分の皮を使ったもの。

スキミ
骨ガラについた肉をすきとった肉。「ガラすき」ともいう。首部分の肉をとると首小肉、首ツル、ネックなどという。小肉(関東)、せせり(関西)ともいう。「せせり」は肉をせせり取ることからのネーミング。

ツクネ
ミンチを握って固める意味の「つぐねる」ことから「ツクネ」という。

ボンジリ
「テール」と呼ばれるお尻の部分。マンガ『美味しんぼ』で再三登場し、通のメニューとなった。「ぼんじり・ぼんぼち」は、ぼんぼりのようなお尻の部分。「ぺた」はお尻のあたりの皮をいう。北陸地方の方言に由来か?

ササミ
ムネ肉の内側にある部位。笹の葉に形が似ていることからこの名がついた。

マツバ
ササミの付根の部分。V字になった鎖骨が松葉の形に似ていることから。

カッパ
胸軟骨。マツバ近くの部位が河童の顔に似ていることから。

ヤゲン
軟骨。Yの形状が、薬をするための道具「薬研」に似ていることから。

ハツ
心臓。ハツとはハルツ(独語)の転訛。ココロ、形状が矢の先に似ていることから「ヤサキ」ともいう。

スナズリ
すなぶくろ、砂のう。鶏は消化器官が発達していないため、この部分に砂を溜め、消化の手助けにする。コリッとした食感でくせが少ない。内臓のため「スナギモ」、略して「ズリ」などという。

キモ、レバー
肝臓。脂肪が多いものを白キモといい、美味。

マメ
脾臓。形状が豆に似ていることから。

チョウチン
卵管内の未成熟卵。ひもがついた提灯のような形状から。色から「キンカン」ともいう。

イカダ
ネギを並べて刺した形が筏に似ていることから。

やきとんメニュー

メニュー名

語 源

カシラ
首から上の頭蓋骨の周りの肉。「カシラ」は頭のこと。

タン
舌。タング(独語)から。英語説もあり。

ハツ
心臓。ハツとはハルツ(独語)の転訛。

レバー
肝臓。

シロ
腸。色から。

マメ
腎臓。形状が豆に似ていることから。

テッポウ
直腸。まっすぐな形状から。

クダ
食道。管の形状から。

ガツ
胃袋。内臓をあらわすガッツからという。

コブクロ
子宮。そのまんま。

タマ
睾丸。そのまんま。

テール
尻尾。英語から。

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